東京・立川市の小学校7校で発生した集団食中毒〜感染元は以外な食材だった

17日、東京・立川市の小学校7校で発生した集団食中毒について、東京都は24日、立川市の調理センターで作られた給食が原因の食中毒と断定した。被害者は児童と教職員あわせて1098人にのぼった。給食センターは、来月いっぱい給食の提供を中止に。

引用 http://www.news24.jp/articles/2017/02/25/07355050.html

のりからも検出されるノロウィルスの脅威

東京・立川市の学校給食での集団食中毒の原因は、ノロウィルスでした。しかも、感染元は、刻みのりだったとは驚きました。

ノロウィルスは、冬場に発生する感染性の胃腸炎で、大人がかかっててもかなり苦しく、重篤な場合は入院することもあります。今回は子供達が被害にあって本当に気の毒です。

原因となった刻みのりは、親子丼の上に振りかける位の量なので、かなり少な目だと思いますが、それでもこんなに大きな被害になってしまったのは、二重の驚きです。

感染の原因は人的ミス?

なぜ、必ず過熱工程をしているはずの乾物のりにノロウィルスが付着していたのか?

多くの人が疑問に思っていたでしょうが、原因が特定されつつあります。のりの製造元が加工を委託した業者に問題があったようです。

何と、のりをきざんで袋に詰めるという最後の仕上げの工程で、手袋を使用せずに素手で作業を行っていたそうです。きっと、作業に携わった人に保菌者がいたのでしょう。もしかしたら、発症していた可能性もあります。

小さな作業工場だったのでしょう、本来食品を扱う工場は、衛生管理を徹底して行う義務があります。大きな工場や作業場ならマニュアル通りにきちんと作業工程の管理ができたのでしょうが、規模の小さな作業場ではなかなか難しいようです。

この問題は、氷山の一角にすぎないかもしれません。小規模の作業場のなかには、コストの関係で品質管理や教育にかかる予算がさけないところもあるかもしれません。もちろん、どんなに小規模でも大工場に負けない位に衛生的な所もたくさんあるでしょう。

今回の食中毒は、食の安全管理の盲点をついた出来事だと思います。下請け業者が、製造元の指導を守っていなかったとしても、製造元が、下請け業者の実際の作業現場を把握していなかったことはいい逃れはできないと思います。また、下請け業者も、製造元の信頼を裏切った形になります。

この教訓を生かし、それぞれ改善して新たに頑張って欲しいものです。